トップ «前の日記(2013-03-11) 最新 次の日記(2013-03-13)» 編集

 TOPページ にもどる

2013年
3月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

2013-03-12 次世代エネルギー

FNNニュース: 探査船「ちきゅう」、メタンハイドレートの採取実験に初成功
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00242070.html

12日朝、世界で初めて、海底にある「メタンハイドレート」と呼ばれる、物質から天然ガスを採取する実験が成功した。
愛知・渥美半島沖で始まった世界初の実験。
明治大学ガスハイドレート研究所の松本 良特任教授は「すばらしいニュースです。待ち望んでいたニュース。商業生産の第1歩をクリアした」と語った。
関係者も熱いまなざしを送るメタンハイドレート。
天然のメタンガスが低温・高圧の状態で水と結合し、氷状の物質になっているメタンハイドレート。
火をつけると炎を上げることから、「燃える氷」とも呼ばれ、海底から数百メートル下の地層の中などに存在しているという。
今回、経産省は、探査船「ちきゅう」を使って、海底のメタンハイドレートをメタンガスと水とに分解し、ガスを生産する世界初の実験に臨んだ。
そして、実験開始からおよそ4時間で、天然ガスの生産に成功した。
探査船からはガスを生産できていることを示す、炎が上がっていた。
菅官房長官は12日午後、「きょう、世界で初めてこの実験に成功したと。日本にとっては、非常に歓迎すべきこと」と述べた。
この新たなエネルギーに、関係者が大きな期待を寄せる最大の理由は、埋蔵量にあった。
これまでの研究で、日本の周辺にはメタンハイドレートが存在する可能性の高い海域が、複数存在するとみられていて、トータルの埋蔵量は、国内の天然ガスの消費量の100年分ともいわれている。
資源・食糧問題研究所の柴田明夫代表は「火力(発電)が主力になっていて、輸入に頼らざるを得ない。そういう中で、メタンハイドレートが、自前のエネルギーであるということで、開発の意義は非常に大きいと思います」と語った。
さらに、石油や石炭に比べ、燃焼時の温室効果ガスの排出量も少ないといわれるなど、実用化が進めば、現在、電力エネルギーの確保に苦しむ日本にとっては、まさに救世主になる可能性もある。
そんな実用化への道のりについて、松本 良特任教授は「第1回の生産試験ですから、データを十分に解析して、それに基づいて、デザインを変えた生産試験を1~3年後に行って、商業生産に移行していくということで、5年では難しい。10年というところ」と語った。
政府は、2018年度までに、メタンハイドレートからの天然ガス生産技術の確立を目指すとしている。


 これは良いニュース。

 採掘のコストがどうなるか、という問題はあると思いますが、それでも、《いざとなったら自前でエネルギーを確保できる》というのは日本としても強みになりますね。
 エネルギー開発はお金を掛けてしっかりとやっていくべきでしょう。


トップ «前の日記(2013-03-11) 最新 次の日記(2013-03-13)» 編集

 記載内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。