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2013-02-20 円安と株価

東京株、円安好感し買い注文優勢 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130220/fnc13022013300011-n1.htm

 20日の東京株式市場は、為替相場の円安を好感した買い注文が優勢となっている。

 午後1時現在の日経平均株価(225種)は前日終値比85円18銭高の1万1457円52銭。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は8.43ポイント高の972.04。

 平均株価は反発して同日午前、取引時間中としては2008年9月30日以来、約4年5カ月ぶりの高値水準となる1万1500円台を回復。今月6日につけた1万1498円42銭を上回り、リーマン・ショック後の最高値を更新した。


 う~ん。株価だけ、高値。
 日経平均が1万2千円を超えてくる、なんて予測を立てている方もいらっしゃるようですが、実際の企業の業績とは、リンクしてないですよね。

 さて、こんなニュースも。

1月の貿易赤字 円安で過去最大に NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130220/t10015638671000.html

 先月の日本の貿易収支は、外国為替市場で円安ドル高が進んだことで円に換算した原油や液化天然ガスの輸入額が大幅に膨らんだことから、1兆6294億円の赤字と過去最大となりました。

 財務省の貿易統計の速報によりますと、先月の輸出額は去年の同じ月より6.4%増えて4兆7992億円と8か月ぶりに前の年より増加しました。
 一方、輸入額は去年より7.3%増えて6兆4286億円と3か月連続で増加しました。
 この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆6294億円の赤字となり、統計を比較できる昭和54年以降で最大となりました。
 これは原油や液化天然ガスなどの多くがドル建てで輸入されているため、このところの円安ドル高で円に換算した輸入額が大幅に膨らんだことによるものです。
 財務省では「輸入はドルで取り引きしている比率が高いことから円安が進むと短期的には貿易赤字が拡大しやすい。ただ、円安によって輸出が増えることも考えられることから中長期的に為替相場が貿易収支に与える影響を予測することは難しい」と話しています。


 円安による貿易赤字がかなりデカイというお話。

 うちのクライアントの様子なんかを見ても、こっちのほうが影響は大きいですね。
 円安のせいで多額の《為替差損》が発生しているところが多いですし。

 《円安の好影響が出てくるまでには今暫く時間を要する》などと言われていますが、果たして、時間が経ったらホントに好影響として出てくるのでしょうか・・・?
 輸入企業にとって円安はマイナスでしかありませんし、輸出企業だって、先の円高状態のときに海外勢に奪われたシェアを回復できるかどうかは未知数です。
 輸出企業については為替の影響を受けないよう、すでに海外へ拠点を移しているところもありますし、そういうところは今さら円安になっても大きなプラス要素にはならないんじゃないのかなぁ。どうなんだろ。

 実感として景気が回復しているような流れには今のところなっていないのに、株価だけが騰がってる。実態がない。
 また、バブル??

 最終的に円安のマイナス面だけが残った、なんてことにならなければ良いですけどね。
 「円高のほうがモノが安く買えて良かったじゃないか」みたいな。
 こう不景気が続くと、どうも思考がネガティブになってしまいますな。


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